小町の休日

植物を育てたり、化粧品を手作りしたり、釣りしたり、温泉に行ったり。。。「美・食・遊」に大きくカテゴリ分けした気ままな休日を、とりとめなく書きとめたブログ。

赤路の水炊きコース

京都 地下鉄丸太町駅で降りて、鳥料理のお店「赤路」に行った。

できなかった新年会

去年の2月、職場の新年会をこの赤路でするはずだった。
すでに予約も入れてた。


2月に入ってすぐ先生の病気が発覚。
職場は休診となった。
とんでもなく大変な病気だったが、いつか再開できると信じ、先生の復帰を心待ちにしていた。


それぞれの生活があるから、辞めるなら遠慮なく言って欲しいと、先生は私たちの意向を聞いて下さったが、誰ひとり辞めなかった。


誰もが、先生やみんなと仕事できる日を信じて待っていた。
でも、9月、先生が旅立たれてしまい、、、


その後、私たちの職場は閉院、、、
それから初めての新年会を、去年先生と来るはずだった赤路さんですることになった。


思い出の赤路

私は、今日で2度目。
先生は、季節ごとに食事に連れていって下さった。
私がここへ連れて来てもらった日は、きつめの雨が降っていた。


この時はみんなの都合が合わなくて、従業員は4人ほどしか集まらなかった。
先生は医師会の後来られたが、いつになくご機嫌で。


とっても楽しい食事会だった。
この時は、たぶんコースだったと思う。
すごく新鮮で美味しい鶏肉に感動した。


先生のイチオシだった、鶏肉のお寿司4種盛。

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先生はこのお寿司を、お店に連れて行って下さる前からイチオシしておられた。
先生があまりに言われるので、行く前から楽しみにしてたのだった。


鶏肉のお寿司盛なんて食べたことがなかったし、新鮮そのもので本当にびっくりした。
歯ごたえも良くて、すごいおいしかった。


これまた先生イチオシだった、肝の刺身。

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もちろん、これも連れて行って下さる前からのイチオシ(笑)
先生のイチオシは、どれも最高だった。
あれだけのイチオシにも納得&感動。
また行きたいと、ずっと思っていた。


先生に連れてきて頂いたこの日、他にも水炊きやなんだかんだとお腹いっぱい食べて飲んで盛り上がった。
でも、写メは先生イチオシだったこの2枚だけしか撮ってなかった。


赤路の水炊き&単品

今日はコースではなく、単品で好きなものを注文しようということになった。
でも、いつもの水炊きだけは予約することに。
赤路の水炊きは、要予約となっている。

先付け。

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どちらも、ユッケ風。

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他に、湯呑に入ったスープが出てくる。
これが、またすごくおいしい。


ここの水炊きは、鶏肉だけでなく、野菜もおいしい。
白菜がたっぷり。

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私は本来、水炊きがあまり好きではない。
鶏肉の皮や脂身が嫌いで、カリカリに焼いてなければ食べられない。
のはずが、ここの水炊きだけは全然大丈夫で、自分でもびっくりしている。


水炊きを食べながら、単品注文。


手羽先。

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肝のしぐれ煮。

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唐揚げ。

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シメの雑炊。

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もうお腹ぽんぽん。
でも、先生は必ず残さず食べなさい、残す者は連れてこない、という方で。
刺身のツマや、料理の付け合わせの大葉や野菜でも残すと怒られるので、みんな残さず食べてきた。


先生がいらっしゃらないからと言って、それは変わりなく。


「先生に怒られるでー」
「頑張って食べよー」
「これ私嫌いやねん、誰か食べてー」


相変わらず、私たちの食べた後のお皿には何一つ食べ残しがない。
私は、こんなみんなが大好き。


働いてた頃のように毎日顔を合わせることはなくなってしまったけど、みんなの心は今でも変わらず先生の従業員。
また、みんなや奥様と会える日が楽しみ。

赤路 メニュー写真