小町の休日

植物を育てたり、化粧品を手作りしたり、釣りしたり、温泉に行ったり。。。「美・食・遊」に大きくカテゴリ分けした気ままな休日を、とりとめなく書きとめたブログ。

アロエ石鹸を作る

自家抽出のエキスを使って、固形石鹸を作る。
使うエキスによって、ドクダミ石鹸やアロエ石鹸、西洋ハーブを使った石鹸など、その時の気分やお肌に合わせて色んな石鹸を作ることができる。
今回は、アロエ石鹸を作った。

手作り石鹸の素

石鹸を1から自分で作るとなると、苛性ソーダなどの使用も含め色んな意味で大変。


手作り石鹸の素となるものを購入して、好きな石鹸に仕上げる。
私が主に使う手作り石鹸の素は、石鹸素地とMPソープ(グリセリンソープ)。


ちなみに、液体ソープが手作りできる液体ソープの素も、インターネットなどで手に入る。
以前、興味心から作ってみたことがあるが、固形石鹸派の私はそれっきり。


石鹸素地

石鹸素地は、好きなエキスやオイルと混ぜ、粘土のようにこねて作るタイプのもの。
私は以前は、これが主流だった。


特に気に入って使ってきた石鹸素地は、3つ。

★お気に入りの石鹸素地★①Mマーク釜焚せっけん素地。
②アレッポ石鹸。
③純度99.8% 無添加石けん素地。

私は、EDTA(キレート材)・エチドロン酸・保存料などを含まない、純度の高い石鹸素地を選ぶ。
ただ、純植物性石鹸素地やその他石鹸素地にも種類があり、EDTA(キレート材)とエチドロン酸が含まれているものが多い。


EDTA(キレート材)は、エデト酸と表記されることもある。
EDTA(キレート材)・エチドロン酸、どちらも酸化防止材。


市販で売られている石鹸の多くに入ってるもので、今まで気にしたこともない。
ただ、せっかく手作りするのであれば、ないに越したことはないのかなぁと。
そんなこんなで、石鹸素地の原料にも拘り、好んで使ってきた石鹸素地がこの3つ。


M-mark 釜焚きせっけん素地は、松山油脂株式会社が発売している手作り用石鹸素地で、手作りしやすいようにフレーク状にしてあるもの。


細かめのフレーク状になってるので使いやすい。
私はこの石鹸素地に、温めた湯の峰温泉水と好きなエキスを入れ、香り付けにアロマオイルを数滴垂らし、コネて丸めて固め自分好みの石鹸を作る。


全成分も、石鹸素地とトコフェロールのみ。
昔ながらの釜焚き製法で、使われてる油脂は動物性。


初めて注文した時は、動物性の油脂が使われていることが少し気になったけど、オイリーな仕上がりがきらいな私でも特に気になることもなく。


アレッポ石鹸は、石鹸素地にオリーブオイルとローレルオイルが入ったシリアの手作り石鹸。


成分は石鹸素地とオリーブオイル・ローレルオイルのみで、こちらも釜焚き製法。
オリーブオイルとローレルオイルの割合で、ノーマルとエキストラに分かれている。
私は、オリーブオイルが多いノーマルが好きかな。


ノーマルオリーブオイル90%・ローレルオイル10%。
エキストラオリーブオイル60%・ローレルオイル40%。


アレッポ石鹸は、本来手作り石鹸のベースではなく、顔や全身・髪の毛にまで使える石鹸として販売されている。
私はこの石鹸を自分でおろし器などで細かくして、敢えて贅沢に石鹸素地として使用していた。
オリーブオイルたっぷりのアレッポ石鹸で作ったシャンプーは、特にお気に入りだった。


以前は、この石鹸素地に、温めた湯の峰温泉水・はちみつ・ホホバオイルを入れたものを、シャンプーとして使っていた。

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このシャンプーを使うと、頭皮から余分な皮脂が出ることがなく、いつまでもサラサラ感が続く。
娘も、修学旅行にまでもっていくほど。
ただ、面倒なので最近は全然作ってない。
アレッポ石鹸をすりおろす作業はとても根気が必要で、今現在その根気がない。。。


③植物性石鹸素地は、何種類かある。
Mマーク石鹸素地とアレッポ石鹸とは違って、EDTA(キレート材)・エチドロン酸が入っているものが多い。
私は、これらが入ってない純度99.8% 無添加石けん素地を使用していた。
成分は、石けん素地100%(純度99.8% 肪酸ナトリウム)で、釜焚き製法。


使い方は、Mマークと同じ。
ただ、Mマークほど細かくないので、自分で細かく砕いたりする手間がかかった。


MPソープ(グリセリンソープ)

最近は、MPソープにはまっている。
MP = Melt & Pour(溶かして注ぐ)の意味で、「溶かす→型に注ぐ」だけ。
後は固まるまで待つだけの、簡単手作り石鹸。


インターネットで簡単に手に入る。
ただ、グリセリンソープは、EDTA(キレート材)・エチドロン酸が含まれているものが多い上、
性質上、発泡剤や「ラウリル硫酸ナトリウム」「アルコール溶液」などが含まれることがほとんど。


石鹸素地のように天然成分のみのものを探すのは難しく、グリセリンソープを使用する上で多少の妥協は必要だった。
でも、特に界面活性剤である「ラウリル硫酸ナトリウム」だけは、フリーのものが欲しい。
一般的なものには必ず含まれているので、しっかり成分を細かく確認した上で購入する方が良い。


私が使っているのは、MPソープ SLSフリー


原材料は、グリセリン・プロピレングリコール・ヤシ油・トリエタノールアミン・ナトリウムココエート・ミリスチン酸ナトリウム・ラウリン酸ナトリウム・ステアリン酸ナトリウム・ソルビトール・精製水。


★SLSフリーとは?★ラウリル硫酸ナトリウム(界面活性剤)が含まれない。


ほとんどのMPソープに含まれているので、SLSフリーのものを探すのはわりと大変。


同じ1kg入りで、SLSフリーでない MPソープは格安ではあるけど、私はMPソープ SLSフリーを使う。


グリセリンソープは、溶かした石鹸素地にアルコールとシュガーシロップ・グリセリンを入れて、透明石鹸にしたもの(透明じゃないグリセリンソープもある)。
苛性ソーダを使わなくても石鹸素地で作れるみたいなので、いつか挑戦してみたいと思ってる。


アロエ石鹸を作る

MPソープで、アロエ石鹸を作る。

★アロエ石鹸の作り方★①細かく切る。
②レンジで加熱して溶かす。
③アロエエキスを入れる。
④型に流し入れる。
⑤アロマオイルを数滴垂らす。
⑥固まったら、型から出して出来上がり。

①MPソープ100gを細かく切る。

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溶けやすいように、1cm角ぐらいに。


②①を耐熱皿に入れ、加熱し過ぎないようにまずはレンジで30秒ほど。

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溶けきらない場合は、+10秒単位で再度加熱していく。


自家抽出のギダチアロエエキス(水溶性)を、30ml投入。

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ホホバオイルも、大さじ1入れた。


④型に流し入れる。

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これといった型を持ち合わせてないので、私は100均で売ってるお菓子作り用の型を使う。


今回は、パウンドケーキ用の小さめのアルミの型。

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⑤香り付けに、アロマオイルをまんべんなく、10~20滴ほど垂らす。
型に流し入れてすぐに、手早く垂らす。
時間が経ってしまうと表面が固まってしまい、アロマオイルが馴染まない。


アロマオイルは、その時その時の気分で選ぶ。
今回は、ローズマリーを15滴。


⑥そのまま静かに、風通しの良い場所で乾かす。
固まったら、型から出して出来上がり。

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分量の目安

入れるエキスは何種類入れても良いし、水溶性でも油溶性でも、粉末でもOK!
ただ、入れ過ぎると固まりにくくなったり、泡立ちが悪くなったりするので、入れる分量には注意する。

★分量の目安★・MPソープ100g。
・液体60ml以内。
・粉末大さじ1以内。
・アロマオイル10~20滴。
※※あくまでも私の目安。
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