小町の休日

植物を育てたり、化粧品を手作りしたり、釣りしたり、温泉に行ったり。。。「美・食・遊」に大きくカテゴリ分けした気ままな休日を、とりとめなく書きとめたブログ。

柚子の種エキスの抽出

自家製ポン酢を作った時に、乾燥させておいた柚子の種。
この種から、エキス抽出をする。
柚子の種からは、天然のとろみのあるエキスが抽出できる。

柚子の種エキスの抽出方法

柚子の種には天然の保湿成分があり、とろみのあるエキスが抽出できる。
抽出したエキスは、手作り化粧品の材料として、長期保管できる。

★柚子の種エキスの抽出方法★①種をカラカラに乾燥させる。
②純米酒に浸け込む。
③1ヶ月ぐらい放置。

柚子の種は洗わず、取り出した状態のまま乾燥させる。
カラカラになるまで乾燥させる。

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エキス抽出には、火の通ってない種を使用する。


②消毒した清潔な瓶に、乾燥させた種を入れる。
上から純米酒を注ぎ入れる。

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種がしっかり全部浸かるぐらいまで。


純米酒の原材料は、お米と麹のみなので、お肌にも優しい。
お酒には殺菌&防腐効果もあり、長期保管することができる。


③フタをして、そのまま1ヶ月ぐらい放置。

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時々、シャカシャカ振る。


濾したら、とろみのある柚子の種エキスの出来上がり。
これが原液エキスとなるので、美容目的に色々役立ってくれる。


柚子の種を再利用

エキス抽出後の種は、捨てない。
また瓶に戻し、同じ方法でエキス抽出する。


セカンドエキスは、少しさらりとしたエキスに仕上がる。
これもまた、同じように手作り化粧品の材料として使える。


さすがの柚子の種も、3度目となると苦しいに違いないが、やっぱり名残惜しい。
私は、この2度頑張ってくれた柚子の種をネットに入れ、お風呂で共に過ごす。


アロエやヘチマのように、エキスを揉んで絞り出すことはできないけど、まぁお風呂に浸かりながらネットをシャカシャカしている。


要するに、自己満足。
少しでも、残ったエキスの恩恵を受けたいがため。


エキス抽出後の植物たちを労いつつ、こうしてお風呂を楽しんでから捨てるのが、マイルール。


原液エキスの使い道

この純米酒で抽出したジェル状のエキスは、手作り化粧品全般に使用できる。

★エキスの使い道★①そのままハンドクリーム代わりやボディジェルに。
②薄めて化粧水や美容液に。
③石鹸作りに。

①薄めずに、そのまま手や肘・踵・膝などの乾燥しやすい部分に塗り込む。
私は、この使い方がメイン。


半分ぐらいに精製水で薄めて、化粧水として使う。
私は、その時々で柚子の種エキス以外に、同じように抽出したアロエやドクダミなどのエキスを、湯の峰温泉水で薄め、お風呂に常備している。


基本的にお風呂で使うものは、エキス30%+温泉水70%。
柚子の種エキスだけは、薄め過ぎるととろみがなくなってしまうので、50%+50%。

湯船に浸かりながら、何度もお肌に馴染ませるといった、贅沢な使い方をする。


朝晩使う化粧水としての場合は、エキスをさらに薄めにして、温泉水ではなくへちま水で薄める。
この化粧水には、柚子の種エキスよりアロエを優先することが多い。


③石鹸を作る時、メインのエキスとして使う。
手作り石鹸も色々なエキスを使う。
私は、柚子の種エキスと冬瓜子エキスで作った石鹸がお気に入り。


天然の成分を活かした化粧品は、お高い化粧品のように、素早く効果を実感するようなものではない。
ただ、今までとは違うお肌の変化に、ふと気づく瞬間が必ずある。


人工的に作られた油や成分が、お肌の上で皮脂と混じると、酸化してしまう。
酸化=錆び=老ける元。


長い目で見ると、例え微量でも人工的なものが含まれていないものを使う方が安心。
添加物の多い食べ物は美味しく感じるけど、面倒でも手作りする方が体に良いのと同じこと。


長い目で見て、食べ物もお肌につけるものも、私はできる限り手作りしたいと思う。

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