小町の休日

植物を育てたり、化粧品を手作りしたり、釣りしたり、温泉に行ったり。。。「美・食・遊」に大きくカテゴリ分けした気ままな休日を、とりとめなく書きとめたブログ。

温泉水を汲みに湯の峰温泉に行った

和歌山県本宮温泉郷 湯の峰温泉に、温泉水を汲みに行った。
私は、古くからこの湯の峰温泉水を愛用している。
奈良県十津川村へ寄り道し、和歌山県で温泉水を汲み、帰りは新鮮な魚を求めて三重県尾鷲へ。

本宮温泉郷

和歌山県熊野にある本宮温泉郷には、3つの温泉がある。

★本宮温泉郷★①湯の峰温泉:含硫黄-Na-炭酸水素塩泉(重曹硫化水素泉)。
②川湯温泉:Na-炭酸水素塩泉・塩化物温泉(含食塩-重曹泉)。
③渡瀬温泉:Na-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹-食塩泉)。

湯の峰温泉は日本最古のお湯と言われ、小栗判官蘇生の地としても知られる。
世界遺産の、つぼ湯も有名。

私の中で、この約20年ずーっと不動の1位をキープし続けているお湯。
硫黄の臭いがキツイが、まろやかでツルツルになる。


最近は、湯の峰温泉水を汲むため、日帰りで行くことが多いが、娘が小学生になるまではよく宿泊していた。
湯の峰温泉の宿泊施設は、チェックインが12時からといった所が多いので、ゆっくり温泉を楽しめる。
何日間か湯治目的で宿泊する際は、直接宿泊施設に相談してみると、格安にしてもらえたりもする。


私のお気に入りは、日帰り・宿泊共に、湯の峯荘
格安&料理が美味しい湯の谷荘も、お気に入り。
出張や長期湯治など、とにかく安く連泊するなら、ゆの里がおすすめ。

湯の峰温泉ガイド


川湯温泉は、名前の通り川原に湧いている温泉で、川原を掘れば、高温の源泉が出てくる。
川の水でちょうど良い湯加減にして、マイ露天風呂(スコップ&水着持参)を作ったりして楽しめる。
1度だけ自分たちで掘ったことがあるが、けっこうな重労働(笑)


以前は、湯の峰温泉の帰りに、仙人風呂(川原の大きな露天風呂で、水着があれば誰でも入れる)に入って帰ることが多かったが、最近はご無沙汰。

川湯温泉ガイド


③渡瀬温泉は、日帰り入浴しかしたことがない。
日本一広い大露天風呂というのが売りで、近くには温泉スタンドもある。
湯上がりがつるつるで、美人の湯だったと記憶している。

渡良瀬温泉ガイド


この3つの温泉は、全て20年程前に制覇済み。
本宮温泉郷は、私にとって「 ほんまもんの温泉」の元祖。


湯の峰温泉水

私は、常に湯の峰温泉水をストックしている。
少なくなってくると落ち着かず、わざわざ汲みに出かける。


初めて湯の峰温泉に行ったときのこと。
地元の方から「ここの温泉水は皮膚病にも良い」と教えてもらった。
試しに持って帰って、化粧水の前に使っていたら、シミやニキビ跡が薄くなった。

それ以来、湯の峰温泉水を愛用している。


持ち帰った温泉水は、手作り化粧品の精製水代わりに使ったり、スプレー容器に詰め替えて寝癖直しウォーターにしたり、用途はさまざま。
美容目的だけでなく、炊飯や野菜等の茹で物・蒸し物など、料理にも幅広く使っている。
毎朝、温泉コーヒーも飲んでいる。
味がまろやかになり、胃腸や便秘にも良い。
(飲み過ぎに注意‼️1日160mlまで。)

私にとって、湯の峰温泉水は必需品。
温泉水が無くなりそうになると、こうして遠路はるばる汲みに出かける。

十津川温泉で日帰り入浴

湯の峰温泉水を汲みに行きがてら、湯の峯荘で日帰り入浴するつもりでいたのに、
到着時間が微妙で、道中お腹が減って我慢できそうになく。
十津川温泉へ寄り道することに。


奈良県 十津川温泉郷は、3種類の温泉がある。

★十津川温泉郷★①十津川温泉:ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)。
②湯泉地温泉:単純硫黄泉。
③上湯温泉:ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)。

この十津川温泉郷も全て約20年前に制覇済み。


①今日は、十津川温泉で昼食&日帰り入浴することになった。
十津川温泉は、やけどや切り傷などに効果があり、
飲むと胃腸や肝臓にも良い。

十津川温泉での日帰り入浴の際は、いつもホテル昴を利用する。
ホテル昴へは、久しぶりに行った。
レストランが改装中らしく、臨時の部屋に案内された。
きのこ御膳を注文。
紀州鶏や小鍋などもついており、昼食にしてはボリュームがすごく、お腹いっぱいに。
十津川きのこは、大ぶりで歯ごたえが良く、変わらずおいしかった。


腹ごしらえの後は、昴の郷温泉保養館「星の湯」で、十津川温泉を堪能した。
十津川温泉も、私の大好きなお湯のひとつ。
昴の郷温泉保養館には、温泉プールや足湯もある。
ここは、日帰り入浴もでき、ホテルなので設備も整っている。


宿泊施設などは、十津川温泉がいちばん多い。


湯泉地温泉は、単純硫黄泉で慢性婦人病などに効果がある。
とにかく体の芯から、じ~んと暖まる。
十津川温泉の中で、いちばん湯の華が多かった記憶がある。


上湯温泉は、ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、皮膚病やアトピーなどにも効果があり、美人の湯。
つるつるすべすべになる。
私的には、十津川温泉郷では、上湯温泉がいちばん好きかな。
上湯温泉は、日帰り、宿泊共に神湯荘しかない。
でも、露天風呂の種類も豊富で、上湯川にある露天風呂はおすすめ。
男女別で、男湯は開放感そのもの、女湯はきちんとプライベートに配慮してある。


料理も美味しいし、露天風呂の種類も多いし、貸切り風呂もある。
この神湯荘でも、温泉水を使った料理が出てくる。
温泉コーヒーゼリーや、猪肉の温泉しゃぶしゃぶは、最高。
またゆっくり神湯荘に泊まりたいな。


私は、この十津川温泉郷では、泊まりの時は神湯荘、日帰りの時はホテル昴、といったパターンが多い。


久しぶりの十津川温泉のお湯を、ゆっくり楽しんだ後、再び湯の峰温泉へ向かった。

十津川温泉ガイド


湯の峰温泉水を汲む

湯の峰温泉に到着。


日帰り入浴や観光の際は、少し離れたガレージに車を停めなければいけない。
但し、温泉水を汲むだけの場合は、手前まで入っても良い。
警備員の方がおられる時は、温泉水を汲むことを伝えると、入れてくれる。


早速、持参したポリタンクに、温泉水を汲む。
(売店にもポリタンクが売っている)


まず、自販機で温泉水を汲むための券を購入する。
つぼ湯や薬湯の日帰り入浴の際も、この自販機で券を購入する。
「温泉水」という券が、10L単位から販売されているので、汲みたい分だけ購入する。
10L以下の場合は、直接受付に聞いてみると良い。

私は、ポリタンクの容量が合計50Lなので、500円。


購入した券を受付で渡し、自分で汲み入れる。

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ポリタンクやフタに温泉水を掛けてから汲むと、防腐効果が強まり安心だとのこと。


湯の峰温泉水は、源泉のままであれば基本的には腐らない。
ただ、手作り化粧品に使う場合には、温泉水が薄まる為、防腐効果も薄れてしまう。
異物が混ざらないよう注意し、温泉水100%のままでストックしておき、
必要な時に必要な分だけを使うようにする。


高温で直射日光の当たらない場所であれば、基本は冷蔵庫に入れなくても大丈夫とのこと。
汲むときは、源泉が熱いので火傷に注意‼️


湯筒

湯筒では、90℃の温泉が湧いており、温泉玉子が作れる。

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今日も、 温泉卵を作ったりして楽しむ観光客が。


売店では、温泉卵用の生卵が売られている。
ネットに入れられ、長めのヒモがついている。
湯筒に沈めて、ヒモを縁に引っ掛けて、待つだけで温泉玉子のできあがり。


できあがった温泉卵も、1個単位で売っている。
買いに行ったら、今日はなかった(泣)
卵以外にも、サツマイモなどを売ってる時もあった。
私は、栗を持参し、ここで茹でたことがある。
このお湯で茹でると、甘みが増して格別においしい。


ここの源泉は高温で、付近の宿泊施設では、この湯筒で茹でた野菜などを出したり、温泉水を使った料理が多い。
特に朝食では、温泉で炊いたごはんや、温泉粥、温泉コーヒーなどが出てくる。

湯の峰温泉の売りのひとつとなっている。
宿泊すると、湯の峰温泉の恩恵を存分に受けることができる。


自宅でも湯の峰温泉水の恩恵を受けたくて、私のようにここのお湯を汲みに来る方も多い。
宿泊施設にも源泉が引かれているので、宿泊した時には、温泉水を持ち帰りたいとお願いしてみると、大抵快く持ち帰らせてもらえる。


つぼ湯

浴場は、薬湯とつぼ湯がある。
薬湯は男女別の日帰り入浴施設で、自販機のすぐそばにある。


つぼ湯は、カップルや家族で入れる貸切りタイプで、川沿いにある。

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このつぼ湯は、世界遺産に登録されている。
日によって7回もお湯の色が変わると言われている。

実際、濁った白の時もあれば透明の時も、紫がかった白濁色の時もある。
つぼ湯に入浴する際は、待ち時間が長い時もあるので、先に受付で聞いた方が良い。


川の付近は硫黄臭が漂い、あちこちに長年蓄積された成分が、結晶のようになってこびりついている。

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久しぶりに赤トンボに出会った。
こんな真赤な赤トンボは、久しぶり、めっちゃテンション上がる。

湯の峰温泉 公衆浴場・つぼ湯について


子宝地蔵尊

この川の向こうに見えるお寺は、東光寺。
ここには、知る人ぞ知る子宝地蔵さんがおられる。

20年以上前、私が湯の峰温泉に来た理由が、この子宝地蔵さん。


2度ほど流産し、その後はなかなか子供に恵まれなかった私は、雑誌でこの子宝地蔵さんと、婦人病にも良いという湯の峰温泉を知った。
そして、約20年前に湯の峰温泉に来て薬湯に入り、子宝地蔵さんをお参りした。
。。。つもりだった。
初めて行った時は、湯筒の横におられたお地蔵さんを、子宝地蔵尊だと勘違いして、お参りしていたのだった。
当然ながら、子供は授からなかった。


その数年後、子宝地蔵尊は東大寺にあると知り、再度訪れた。


東大寺に行くと、右手に御守りやお札などがあり、正面に御参りする所があるといった感じで、こじんまりしていた。
お地蔵様もおられない。
子宝御守りを受けた時に聞いてみると、靴を脱いで上がらなければ子宝地蔵尊には会えないとのことだった。
案内して下さるというので、言われる通り靴を脱ぎ、足を踏み入れた。
奥の御堂の方かと思いきや、上がってすぐ右手の細い通路を行くとのことだった。


薄暗いところを進んで行くと、子宝地蔵様がおられた。
案内して頂かなければ、子宝地蔵様には一生会えなかったかも知れない。
そのぐらい、わかりにくい場所にひっそりとおられた。

まるで、子宝地蔵様が導いて下さったかのような、不思議な気持ちになったのを覚えている。


そして、すぐに子供が授かり、流産の疑いすらなく、無事に娘が産まれた。
ただ、逆さまに出てきたという以外、何ら変わったこともなく、手を焼くほどの元気過ぎる子を授かった。
もちろん、その後娘を連れて御礼参りに行った。


子宝地蔵様には、もうひとつお世話になった。
長年、子供が授からないと悩んでいた従姉妹に、子宝地蔵様を御参りするよう勧めた。
ただ関東に住む従姉妹にとって、簡単に行ける場所でもなかった。
ある時、「今年授からなかったら、諦めようと思う」と連絡がきた。
私は湯の峰温泉にはちょいちょい来ていたので、従姉妹の代わりに子宝地蔵様を御参りし子宝御守を受け、従姉妹に送った。


その年は授からず、翌年もう一回代理参りに訪れた。
2個目の子宝御守は、なんとなく送りづらいものがあり、しばらく私の手元にあった。
従姉妹に心理的プレッシャーをかけるような気がして、送ることに迷いもあり。


それから数ヶ月が経ち、従姉妹から赤ちゃんができたと、嬉しい知らせを受けた。
結局その御守りは送らず、安産御守を受けに行き送った。
従姪は、来年小学生になる。


私が湯の峰温泉をこよなく愛する理由、子宝地蔵様や湯の峰温泉の神秘的なパワーにある。
湯の峰温泉は、私の中ではパワースポットとしても存在している唯一の温泉。
今日も子宝地蔵様に感謝しつつ、湯の峰温泉をあとにした。

東光寺について


さかな市場おととへ寄り道

湯の峰温泉からの帰り道、三重県尾鷲へ。
わざわざ遠回りした。


尾鷲にある、お魚いちばおととに寄って、新鮮なお魚を買いたかった。
ここは、新鮮な魚だけでなく、干物や冷凍の種類も多く、農作物やお土産も購入でき、魚食堂お魚いちばおとともあり、食事もできる。
今日は、メヒカリと、海ぶとうを購入。


メヒカリは、長らく御目にかかってなかったので、嬉しかった。
海ぶとうは塩漬けにされていることが多く、生の海ぶどうは沖縄でしか御目にかかれないと思い込んでいた。
ここでは、新鮮なぷりぷりの三重県産海ぶとうが売られていて、ビックリ‼️

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こんな新鮮な海ぶとうが、尾鷲にあるとは‼️
ってか、海ぶどうは沖縄にしかないと思ってた。
しかも、海ぶどうは冷蔵庫に入れるとダメらしく、「生きているから、常温保存して下さい」とのこと。
二度びっくり。


早速、ワサビ醤油で頂いた。
見た目通り、プリプリプチプチ、歯ごたえ抜群。
沖縄依頼の再会に感激。


今日も自然の恵みを満喫、ほっこりした1日に感謝です。